京博連 28年度第3回博物館講座

鉱物と結晶のかたち

2016年12月3日 14:00−16:00

 京博連(京都市内博物館施設連絡協議会)主催の博物館講座が,高田クリスタルミュージアム
の新しい展示資料館で開催されました.
 会場は参加者の親子で超満員.鉱物や結晶に対しての関心の深さが強く感じられました.

 最初に,スライドを使って,学芸員の高田雅介館長から「鉱物」と「結晶」についての簡単な説明
がありました.
 その後,4つの班に分かれて,「方解石と岩塩の劈開観察」の実験と,「結晶模型」作りの実習を
行いました.

 方解石の結晶と岩塩の結晶を使っての劈開実験は,建物の外でボランティアのTさんの指導で
行われました.Tさんは元中学校の先生とあって,指導は慣れたものです.
 鉱物の結晶が割れると,きれいな平面で割れることの不思議な現象に子供たちや,保護者の皆
さんも歓声を上げられる一幕もありました.

 一方,室内では結晶模型を作る作業を行いました.今回は,六面体,八面体,四面体,それに,
斜方十二面体の4つの結晶模型を作りました.
 子供たちも熱心に取り組んでいましたが,お父さんやお母さんも熱心で,参加者の皆さん全員が
4つの結晶模型を完成させました.

 講座の修了後,多くの参加者の方は,分館の「鉱物と結晶の博物館」も見学されました.
 ここには,日本国内だけでなく世界中のきれいな鉱物の結晶が展示されていて,見学者は熱心
に見学されていました.

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